住民による復興まちづくり計画の解説
「伊??復興検討委員会」
この組織は行政が行う復興委員ではなく、被災した住民が中心になり、市議会議員、土木設計エンジニアも加わりまり、月に1〜2回程度、起雲閣にてワークショップを開催、復興について考える、有志の集まり。
熱海市が作成した復興まちづくり計画について、一つ一つ検証し、問題点を抽出。改善策を盛り込んだ「復興まちづくり計画(修正案)」を熱海市に提出した。
目的は、一日も早い帰還。帰還率の向上。
河川改修計画の変更案
河川改修計画が必要以上の断面となっている。
被災地は逢初川を最下部とした谷あいに住宅街が広がっていた。
元々の河川断面は1年〜2年に一度の雨が流せる程度の幅しかなかった。
これを30年の一度雨に対応する規模に広げようとしている。
ところが実際に図面を確認すると、それよりはるかに大きな断面となっていた。
これが、用地買収を困難にしている一つの理由となっていると言える。
断面的には実際に必要な断面の2倍断面積にして4倍もちろん断面が大きい方が安全ではあるが、
明らかに過剰設計と言える。
用地的な制約が無ければ良いが、この川を広げることで帰還できない住民が出てくる事となる。
これを、必要十分な断面に変更することを提案してる。
下記の図面で、赤い部分が必要断面。青い部分が必要以上にかさ上げされている部分。
河川改修計画の変更案
復興まちづくりの必要条件となる安全・安?の確保については、広域的な視点で調整が必要となるため、
逢初川の流域全体に加え鳴沢川流域の安全性についても検討に含めます。
住民による復興まちづくり計画
- 2023年 9月
- 復興まちづくり計画(修正案)
- 2023年 9月
- 復興まちづくり計画(図面)
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