筆者も参加させて頂いたが、野志市長の発言には正直驚いた。
専門家の意見も踏まえて確認をした結果
緊急車両用道路の設計・施工に問題は無かったと判断しました
また本市として本件災害の発生を予見したり
その結果を回避することは不可能であったと
考えられますので、その管理に瑕疵があったとは言えず
従いまして公の営造物が通常有すべき
安全性を欠いていたとは言えませんので
国家賠償法につく賠償は難しいと判断しました
訴えるのは被災した住民側
訴えるか否かは、おおよそ下記の項目について検討し判断されると思う
・裁判に勝てるか否か
・訴訟費用の調達と、訴えを起こすことの経済的優位性
・長い訴訟期間に対する負担
・行政を訴えることによる、業務に対する影響
判断するのは被災した住民側であり市長が判断すべきことではない。
今回の注目点の一つに緊急車両用道路の設計・施工に関する妥当性の説明がある。
緊急車両用道路の妥当性は松山市が責任をもって検証を行い、その結果を技術検証委員会に公表するとされていたからである。
当日、配布された資料を見て、正直呆れ果てた。
緊急車両用道路の照査を行ったとされる資料で、「照査結果」に誤りがあった。
これは行として設計が行った事が無いものが照査を行った事を示す。
つまり、松山市は専門外の専門家に照査を依頼し、誤った照査結果を公表しつつ、設計・施工の妥当性に問題は無く、行政を訴えることは不可能とコメントしたのだ。
ナゼ公表する内容すら精査しなかったのか大いに疑問。
小馬鹿にしているとしか思えない。
住民を素人集団と見立て、高圧的な発言で
委縮させ、丸め込もうとでもしているのだろうか・・・・・・
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