松山市が発災後7カ月目にして初めて開催した住民説明会
松山市の検証では設計・施工に問題は無く市に責任は無い。
野志市長からは驚きのの発言 も・・・・・
松山市が開催した住民説明会資料には複数の不明点や誤りがある。
擁壁の照査
地面が擁壁を支える事が出来る力:地盤支持力
地盤支持力 : 200kN/㎡ と記載されている。
この数値の根拠が示されていないので、公開質問状①にて確認することとした。
▶ 公開質問状 へのリンク
・「地盤反力の照査」
『擁壁が地盤に押し付ける力』と、それを『地盤が支えることのできる力』とのバランスを確認するものであり、今回の擁壁が傾いた事象に直結する、極めて重要な検証項目。
松山市の説明では、設計計算の結果として「地盤の支える力(許容値)」が「擁壁の押し付ける力(設計値)」を上回っているため、判定上問題はないとの結論が示されている。
しかし本当にそう言い切れるのか。
この「擁壁が地盤に押し付ける力」の数値がどこから導かれたのか、具体的な確認はなされていない
おそらく『擁壁工指針』にある「表4-8 基礎地盤の種類と許容鉛直支持力度」
その中の「砂質地盤―中位(200kN/㎡)」を引用しているものと推察される。
指針には適用には次の条件があると明記されている。
傾斜地上でない高さ8m以下の擁壁であること
現場試験を行うのが困難な場合であること
現地の状況はいずれの条件にも該当していない。
仮に、この道路土工ー擁壁工指針が根拠であるなら、この「地盤の支える力」をそのまま根拠とすることには、極めて大きな疑義があると言わざるを得ない。
他の出典等を根拠としている可能性もある事から、住民説明会資料で示された数値200kN/㎡の根拠を確認する必要がある。
今回の公開質問状は『地盤反力』の数値の根拠・出典について求めるものである。
令和7年2月6日 松山市緑町しいのみ会館にて
松山市緑町の被災された方々に、弁護士の先生2名に協力頂き住民説明会を開催しました。
被災者感情に火をつけたかったのだろうか・・・・・
かなり、お粗末な内容で、技術検証委員会の資料も都合よく引用していた。
松山市の行った緊急車両用道路の検証もデタラメで、まともな検証が行われてい。
野志市長の発言は被災した住民に対し敵対的で高圧的な印象で、参加者全員が納得しない説明会となった。
- 住民説明会 解説&解説動画
- 住民説明会の問題点
- 動画+発言録
- 照査結果の問題点 松山市が行った緊急車両道路の検証
下記の発言を筆頭に、松山市の主張のいくつかは技術検証委員会にて封じ込められている。
渡邉委員:自然災害ということは言い切れないという認識か。
愛媛県_:素因・誘因としては、それ以外の課題等があったと考えられるため、
原因の一つは自然災害的なものであったが、それだけとは考えられないものと
認識しています。
松山市は、自然災害であると認めて欲しかったが
愛媛県が、原因の一つに自然災害的なものもあるが、それだけではないときっぱり否定されている。
住民説明会では、このような話の流れや、背景も説明に加えて頂きたかった。
最新バージョンと言っても12月で止まってしまっているが、3回目までの技術検証委員会の資料などを元に作成した、独自の原因究明報告書。
(4月末までに技術検証委員会最終報告書、住民説明会を加味した報告書を作成予定)
連絡先:Mail:shimizu@cim-tech.jp