_____熱海土石流原因究明プロジェクトチーム : 令和3年7月3日静岡県熱海市伊豆山で発生した土石流災害の原因究明・行政対応検証を行っています

住民説明会の問題点Issues with the Residents' Briefing Session


明確になった事

松山市は今回の土砂大害に対し
        設計・施工・維持管理において
                一切の責任が無いと公言

おそらく、市長は本気で自分は悪くないと思っているに違いない。
任期中にこんな事が起きてしまい、
自分も被害者の一人とすら思っている。

一部職員は問題があったのは判っているが認める訳にはいかないと必死。

概ね、こんな感じと推察される。


今回の住民説明会でハッキリいしたのは松山市は、正しい検証を行うつもりがない事と、
非は認めないので補償は限定的。

管理者側が正しく原因を、見つめようとしない事が明らかとなった。
このままでは、再発防止にも影響が出ることになるだろう。


緊急車両用道路の設計・施工の妥当性

松山市が発災後7カ月目にして初めて開催した住民

今回の説明会で着目していたのは、緊急車両用道路の設計・施工の妥当性の説明。

結果は下記は松山市が行った、検証のプロセスだが
そもそも、このプロセスから問題があり検証委員会の意向と市の主張の方向性が食い違っており結果として、松山市は自身らに何ら落ち度はないと言う主張を繰り返しただけだった。

住民説明会で配布資料 P16

プロセス@『専門家の意見を伺う』

ここで言う松山市が行った専門家に確認した意見の内容は下記の通り。

『今回、緊急車両予道路の設計・施工に関する
妥当性の確認手段・手順として
まず、確認内容や手順などについて専門家に意見を伺った結果
技術検討委員会が適切に調査を行っており
道路に関する追加の調査を実施しても
成果を得ることは難しいとの意見を伺いました』



この説明はこの「専門家」が、状況を全く理解していない事を示している。

技術検証委員会では緊急車両用道路の設計・施工の妥当性は検証しない事とし、
責任論に関する部分の検証は「松山市が行うべき」と指摘した。

「専門家」は技術検証委員会が緊急車両用道路の設計・施工の妥当性も含めて検証したと認識しているようだ。

あえて検証から外している項目を、既に検証されていると意見しているのだから
この段階で、禅問答になってしまっている。

プロセスA 『設計コンサルタントに・・・・・』

検証結果とは下記の事と思われる

『確認結果は道路構造令や道路土工指針などの
基準を参考に、設計内容を照査した結果
当時の現場状況を考慮した設計でも通常必要とされる
基準を満たしており問題がないことが確認されました』


配布資料にある照査結果がその資料なのだろうか・・・・・

だとしたら、受注したコンサルタント会社・・・・・大丈夫???
ぱっと見で判る間違い

元々の設計施工の妥当性ではなく、照査結果そのものに複数の間違いがある。

新たな問題として取り上げる必要が出てきてしまった。

プロセスB 『専門家の意見を伺う(結果確認)』

下記の部分の話なのだろうか・・・・・

緊急車両用道路の設計・施工に問題は無かったと判断しました
また本市として本件災害の発生を予見したり
その結果を回避することは不可能であったと


予見可能性について述べているが、民法や司法に詳しい専門家?????

プロセスC 『市としての見解を決定』

『国家賠償法につく賠償は難しいと判断しました』

は?

いつから松山市は司法機関になったのか・・・・・

三権分立は何処に・・・・・


 

市が行った検証結果

『問題だらけの照査』

熱海土石流原因究明プロジェクトチーム

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