コンサルが作成していた資料が存在することが判ったのは、静岡県が原因究明の最終報告書を出した後。この資料を見ると源頭部の大きな2つの崩落に対して、どちらが先に崩壊したのか安全率を計算し検証していることがわかる。
地下の水の流れの検証も行われており、地表面近くを水が流れ下った状況とそれが地下に浸透し、発災地点付近で、地中、地表面に流れ出る状況を解析を用いて検証されていた。
元静岡県副知事、現静岡市長である難波氏は、この解析結果が正しくないので別の検証方法を採用したと証言しているが、解析結果は現地の状況に合致しており、難波氏の説明は合理性に欠く。